糸送り速度(生地密度)の調整方法

糸送り速度(生地密度)の調整方法

1. 変更下図に示すように、変速ホイールの直径を調整して、送り速度を調整します。変速ホイールのナット A を緩め、上部スパイラル調整ディスク B を「+」方向に回します。このとき、内部の12個のスライドブロックDが外側にスライドします。送りアルミディスクの径が大きくなることで送り量を増やすことができます。「-」の方向に回転させると、12個のスライドブロックDが軸の位置に向かってスライドします。供給するアルミディスクの径が小さくなり、供給量が減少します。供給アルミディスクは直径70mmから200mmまで調整可能です。径調整後は上部ナットAをしっかりとロックしてください。

上部調整板を回転させる際は、スライダの突出爪 E が調整板や長穴板の溝 (F/F2) から外れないように、できるだけバランスを保ちながら回してください。直径を調整した後は、ベルトの張力も忘れずに調整してください。

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A: ナット B: スパイラル調整ディスク C: スロットディスク D: スライダー E: ネイル F: スロットディスク直線溝 F2: アジャストディスクスパイラル溝

2. 変速比を変更する

送り量が送りアルミプレートの調整範囲を超える場合(過不足)は、アルミプレート下端のギヤを交換して伝達比を変更し、送り量を調整してください。ネジAを緩め、座金を外して軸柱C、Dを固定し、ネジBを緩めてギヤを交換し、ギヤ交換後ナットとネジA4本を締めます。

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3. 糸送りベルトの張力を調整する

搬送するアルミディスクの径を変更したり、ギア比を変更したりした場合には、搬送ベルトの再調整が必要となります。給糸ベルトの張力が緩すぎるとベルトと給糸輪との間でスリップや糸切れが発生し、製織ロスの原因となります。調整鉄車の固定ネジを緩め、適切な張力になるまで鉄車を外側に引っ張り、ネジを締めます。

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4. 糸送り速度を調整すると、それに応じて糸張力も変化します。調整ネジ(下図)を回し、糸調子器で各供給口の張力を確認し、希望の糸速度に調整してください。

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投稿日時: 2023 年 9 月 26 日
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